太子講
昨日、岸和田太子講の法要をつとめさせて頂きました。
岸和田には岸和田太子講と言う大工の集まりがあります。
これは岸和田に限ったものではなく、全国各地に
あります。
その昔、仏教伝来と共に日本に建築技術を取り入れ、
寺院を建てたのが聖徳太子様と言うことで、建築関係の
工人の元祖になります。
だから、太子講も大工だけではなくほかの建築関係業種
の職人の中にもあるようです。
岸和田太子講にはこういった掛け軸(過去帖のような物)が
4幅あり、一番古い物に書かれてある年号は明暦元年(1655年)
です。
江戸幕府4代将軍家綱の時代です。
気の遠くなるような古い話ですが、受け継いでくれたご先祖様に感謝。
隆盛な時には30軒を超える大工の家が居ましたが、
今は4軒になり、それも休眠状態になりました。
それで我が家にお預かりしているというわけです。
昔の写真を見ると3段くらいのひな壇を組んで凄い飾り付けをしていますが、
時代の流れで簡素化です。
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